豊川市は、愛知県の南東部に位置し、東三河の中核を担う人口18万人のまちです。穏やかな気候と豊かな自然に恵まれ、個性あふれる歴史と文化を育んできました。また、「豊川いなり寿司」などのご当地グルメや全国で注目されるスポーツなどさまざまな魅力がきらめくまちです。「きらっと☆とよかわっ!」というシティセールスのキャッチフレーズに込めて、さまざまな事業に取り組み、魅力を発信し、一人でも多くの方に豊川市の魅力を知っていただきたいと思います。
一人一人の自分物語をつくれるまち
豊川市には数多くの桜の名所があり、市の中心を流れる佐奈川堤もその1つです。河川改修完了を記念して昭和26年に植えられた約800本が毎年、川面に触れるほどのピンクの花をつけます。また、近年はボランティアなどによる整備が進み、菜の花の黄色とのコントラストが一面に広がります。
東海道を行く人々を夏の暑さや冬の強風から守るため、慶長9年(1604年)に幕府の命により奉行の大久保長安が植えたものです。御油宿から赤坂宿までの600mに渡って約300本の松の大木が並び、当時の面影を残しています。東海道で現存する松並木の中でも代表的なもので、国の天然記念物に指定されています。
日本三大稲荷の一つである豊川稲荷の門前町として栄えた豊川市は、いなり寿司発祥の地の一つとも伝えられています。古くからいなり寿司が販売されており、参拝客に親しまれてきました。現在、市内約100店舗で、約300種類のおいしくて楽しい豊川いなり寿司を味わうことができます。
豊川手筒まつりは、市内各連区の神社に伝承されている伝統の手筒煙火を、一堂に会して放揚するもので今や全国区となっています。真っ暗な夜空に一瞬クッキリと噴きあがる火柱と、ハネの轟音が見もので、スターマインを含む約2000発の打ち上げ煙火や仕掛煙火も楽しめます。
豊川稲荷は、妙厳寺の境内に祀られた「豊川吒枳尼真天(とよかわだきにしんてん)」の通称で嘉吉元年(1441年)開創されました。織田信長、豊臣秀吉、渡辺華山などの武人、文人の信仰を集め、商売繁盛、家内安全の神として全国に信仰が広まりました。日本三大稲荷の一つとされ、年間数百万人の参拝客が訪れます。